京宿 満きさんへ、いけこみへ行ってきました。ガイドブックの撮影があるそうで、玄関を重点的にとのオーダー。

私は6歳からいけばなをはじめました。かれこれ25年ほど続けてきて、私なりに、型がからだに染み付いていると思います。これは良し悪しがあり、それなりにかっちりした花にはなるのですが、どうしても面白みに欠ける花になってしまう。最近の悩みです。自由でのびのびとした作品や、自然を斬新にデフォルメしたような作品を見ると、いいなぁいいなぁいいなぁーーーと、もやもや。嫉妬です。

この話を何かの流れで満きさんの女将のようこさんにしたところ、こんな風に言っていただきました。本物の和の空間は懐が深いから実験的に遊んでも馴染んでいくはず。祇園祭の鉾が色んな国の装飾物をぶら下げてても京都の品格を失ってないどころか吸収して我が物にしているように。ゆきちゃん、攻めていこう!と。京都らしいお料理屋さんの家に育たれ、海外で舞台衣装製作に携わっておられた経歴もあるようこさん。伝統を観る目をもちながら、軽やかな感性とチャレンジ精神にあふれた魅力的な方です。さっぱり明るくて大好き!


というわけで、玄関は雪柳とさざんか。茶箱を器に見立てて、こぼれ出す春を表現してみました。





まだまだ寒いけど、光は春っぽさがありました。満きさんのお庭、苔の手直しが済んだところだそうで、モフモフ。

admin

光川 貴風 正統則天門華道 準師範

滋賀出身、京都在住。1984年生まれ。6歳より生け花をはじめる。京都精華大学卒業後、京都の老舗仏具メーカーに勤務。25年あまり続けてきた正統則天門華道の型を軸に、現代の暮らしになじむ生け花を提案しています。

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