2017年4月3日(日)、京都左京区の「すみれや」さんで「ちいさな生け花講座」をさせていただきます。すみれやはこだわりの乾物や日用品を扱うお店です。すみれやの春山さんは私が通っていた京都精華大学の元教員で、学生の頃は授業を受けていたというご縁です。

すみれやさんにお花をおろしておられる「畑のお花屋さん」のブーケがすごく素敵で、このお花をつかって一輪挿しワークショップをさせてもらいたいなぁぁぁぁ、と妄想していたのが実現しました。どんなブーケかというと、名前のとおり、「畑やあぜ道に生えている植物のブーケ」なのです。雑草やん、と言う人もいると思う。でも雑草へのまなざしこそ、いけばなの心だと思うのです。

矛盾するかもしれないけれど、地球の裏側からやってくるめずらしい花、私は気になります。お花農家さんが丹精込めて育てられた豪華な花、私は好きです。でも一番大切なことは、足元のなんでもない花に気づけるかどうか。ここに、私が考えるいけばなの意味は集約されます。

今日は「畑のお花屋さん」こと室屋さんにお会いしました。上高野にお住まいの室屋さん。お仲間と借りておられる「五右衛門」という古民家を拠点に、お米や野菜、綿などを育てておられるそうです。綿を紡いで染織されたり、パンを作られたり、お話を聞いていると何でも作っておられて、混乱するくらいでした。

すみれやの春山さんからは事前に、「左京には魔女が何人かいるけど、彼女もそうだよ〜、なんていうか、すごく可愛い人なの」と聞いていました。が、実際お会いしてみると私の想像の3倍くらい可愛い方!!可愛いいう表現がいいのか分からないけれど。そして魔女説にも納得。さすが左京区。ワンダーランド。

 

室屋さんたちの畑にも案内していただきました。いくつかの畑をまわり、お花を摘んでおられるそうです。お話をお聞きして分かったのは、雑草なら何でもいいというわけではない!ということ。野の花は地面にへばりつくように生えているものが多いので、それでは長さが足りず、ブーケにならないのです。バケツなどが置いてある下の花は茎が上に伸びようとするので、長いものが多いそう。他にも、畑の中のここ!という室屋さんの経験からの場所があるのです。さらに、水揚げをして、束ねる時には「畑の一角の景色を再現したい」という素敵なこだわりが。正直、思っていたよりずっと大変な工程・・・。お会いして良かった。時間を忘れてあぜ道の花を集めていた子どもの頃を思い出し、懐かしくもありました。

そんなこだわりの「畑のブーケ」を花材に、ちょこんと小さなサイズのいけばなをお稽古します。玄関、食卓、キッチンに置くのにぴったりなお花の飾り方を練習しましょう。また春が来たよろこび、しあわせを、畑の小さな草花から感じてもらえたら嬉しいです。

詳細、お申し込みについては「すみれや」さんのサイトをご覧ください。




admin

光川 貴風 正統則天門華道 準師範

滋賀出身、京都在住。1984年生まれ。6歳より生け花をはじめる。京都精華大学卒業後、京都の老舗仏具メーカーに勤務。25年あまり続けてきた正統則天門華道の型を軸に、現代の暮らしになじむ生け花を提案しています。

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