夫は私の手抜き料理が口に合うらしく、美味しいと食べてくれます。ある時、料理の秘訣ってなんなん?と聞かれました。私の答えはこれ。「ひとつの料理に色んなものを入れないこと。材料も調味料も。味を重ねて美味しくするのはプロの方の仕事。素人はやるだけ時間のムダ」。これに夫はなるほど!と、いたく感動?していました。彼曰く、「自分、料理が得意なんです」という人の料理で美味しいと思ったことがあまりないそうなのです。なぜかと考えた時に、「こねくりまわしたものが多かった気がする」と。手をかけたり、時間をかけたり、色々入れたり、そこに酔っちゃうという、まぁ陥りやすいワナですね・・・。
前置きが長くなりましたが、そんなわけで、外食するならプロの味が食べたい!自分じゃ絶対できないやつ!と思います。先日、友人とランチに伺った京都・二条高倉の「フィオリスカ」さんは、そんな期待を裏切らないお店でした。大人気のお料理教室を主催されている大橋りささんが美味しいとおっしゃっていたのでチェックしていた、イタリアンのお店。3300円のコースをいただきました。

プロポイントその1。前菜からデザートまですべて手作り。めっちゃ種類ありました。パンだけで3種、エスプレッソと共に出してくださるひとくちデザート、4種くらい。絶対自分じゃむり。

プロポイントその2。季節の素材の味を引き出す塩加減。にんじんのスープっぽい前菜とか、甘みがすごかった。私なら塩をもっと入れてしまうな。写真なし。メインは岩魚。筍とホワイトアスパラガスにはワカメのソース。こちらもいい塩梅。

プロポイントその3。旨味の重ね技。このパスタが美味しかった。釜揚げしらすとネギ、トマト?、からすみの手打ちパスタ。旨味がどどどーん、なのにまとまっている。もう1皿食べられるね、と友人と言い合いました。


いろんな種類をちょっとずついただけるので、満足感はあるけど苦しくはない。いい量でした。あと、喉が渇かない。特に美味しかったお料理。じゃがいものニョッキえんどう豆とベーコンのクリーム煮(私史上最高のニョッキ。ふわっふわ)、前述のパスタ、タケノコとホワイトアスパラ、アールグレイのマシュマロ。すっごくインパクトがある味というわけではないけれど、全体にシェフの真摯な姿勢があふれるプロのお料理でした。安い。また伺います。

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光川 貴風 正統則天門華道 準師範

滋賀出身、京都在住。1984年生まれ。6歳より生け花をはじめる。京都精華大学卒業後、京都の老舗仏具メーカーに勤務。25年あまり続けてきた正統則天門華道の型を軸に、現代の暮らしになじむ生け花を提案しています。

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