大徳寺  瑞峯院さまで行われた茶の湯と庭園鑑賞の会へ。貴重な「ほんず抹茶」を生産されている孫右ヱ門さんのイベント。ご縁あって2度目の参加です。
今年はよく雪が降りました。京都というのは市内は例年雪なんてほとんど降らず、降ってもすぐに溶けてしまう程度。雪がかかるお庭を観ることは、住んでいてもなかなかありません。例えたまたま仕事が休みだったとしても、寒い中早起きして出掛けるのは私にとってはかなりハードルが高い…。この日は前日からの雪が残っており、そのレアな景色を楽しめる千載一遇のチャンス。せっかくの機会だし、どうしてもこの道が観たくてまずは高桐院さまへ。最高!最高!最高!と心の中だけでなく口からも漏れてしまうくらい興奮!朝のきんと冷えた空気が気持ち良い。


お茶会の会場は瑞峯院さま内のお茶室。てっきりお薄だと思っていたので、お濃茶は嬉しい驚きでした。お湯を注がれた瞬間の湯気の白さ、お抹茶の香りが鮮烈。お味はいつもいただいているものよりピリリと力強さを感じ、さすがほんず抹茶。孫右ヱ門の太田さんからこだわりの栽培法についての解説もあり、有機肥料がダイレクトに味に影響すると仰っていたのが印象的でした。お茶席を担当された保科宗眞さまが選ばれたお道具もすばらしかったです。

続いてお庭鑑賞。庭園解説の烏賀陽百合さんのお話はやっぱり面白い! 終始笑いが絶えず、質問もしやすいので会話が広がります。瑞峯院さまの枯山水は、重森三玲の作。烏賀陽さんの知る限り、京都で一番砂紋が深いお庭とのこと。この日80歳のお誕生日というご住職が週1回、特注の道具で描かれているそう。大変重く、重労働なのだそうです。こんなエピソードを教えていただくと、お庭を観る目も変わります。ただでさえ貴重な体験なのに、雪のサプライズ。砂紋が深いので雪が乗ってもくっきり美しい曲線。白波にも、雲海にも見えます。ああ、生きていて良かった…



最後は食彩一(はじめ)さんでランチ。前回もこちらのケータリングで、お寿司がとっても美しく美味しかったので期待が高まります。今回も、裏切らないクオリティ!  それぞれ旨味がしっかりあって、塩分はうすーく。甘い味付が好きではないのですが、いい塩梅で見た目も楽しく満足でした。


こういった会はご準備がとっても大変だと思います。作り手であられる孫右ヱ門の太田さんがここまでされる意味って?  と考えずにはいられません。大切に育てられたお茶を届け続けるために、お茶を飲む人の意識まで変えようと行動されているのかな…そんなことを思いました。危機感やアイデアはあっても、それを行動うつせるってすごいです。


孫右ヱ門の太田さま、さまざまなお心遣いをありがとうございました! またの企画が楽しみです。

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2/19、3/2、3/5、京都でいけばな体験教室を開催します。詳細は下記(と打とうとしたら、「花器」が出てきた。笑)でご確認ください。春のお花を楽しみましょう!

詳細は「教室のご案内」よりご覧ください。

admin

光川 貴風 正統則天門華道 準師範

滋賀出身、京都在住。1984年生まれ。6歳より生け花をはじめる。京都精華大学卒業後、京都の老舗仏具メーカーに勤務。25年あまり続けてきた正統則天門華道の型を軸に、現代の暮らしになじむ生け花を提案しています。

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